ホーチミン市に、待望のメトロ(都市鉄道)1号線が2024年12月22日に開通!
日本のODA支援で建設され、今やベトナムと日本の架け橋となるこの路線。今回はそのメトロに実際に乗って、乗り方や魅力を体験してきました!
メトロ1号線の概要と背景
ホーチミン市は急速に発展するベトナム南部の中心地で、交通渋滞が深刻な課題でした。
この課題を解決すべく、日本のODA(政府開発援助)と技術支援を受け、17年の歳月を経てついに誕生したのがこの都市鉄道1号線。
路線図と乗れる駅一覧
駅間の距離が非常に短く、観光にも地元移動にも便利です!

実際の乗り方ガイド
駅の入り口
最初の駅、ベンタイン駅から乗ってみます。
ベンタイン市場の周辺にメトロの入り口が数ヶ所あります。
入り口は、地下に降りる階段になっています。エレベーターも1箇所設置されています。

駅の周辺に、地下に降りる階段やエレベーターが設置されています。
階段を降りて地下道を歩くと、駅構内が見えてきます。
日本の地下鉄駅にそっくりなので、あまり迷うことなく乗車できました。
切符の買い方
マスターカードでピッと入場も可能な最新型

2025年4月現在、自動切符販売機はまだ稼働していませんでした。(今後、すぐに稼働しそうでした)
なので、窓口で購入するために、列に並びます。
しかし、マスターカードでも入場できるのです。
- 【カード決済】マスターカードなどで「ピッ」と改札を通過可
- 【窓口で現金購入】窓口で駅名と枚数を言えばOK。「タオディエン ツー」で伝わります
全体的に、日本の電車と似ているので、とても乗りやすいです。

料金
- 通常切符:40〜120円程度
- フリーパス:1日券 40,000VND/3日券 90,000VND
ホームや車内の様子

- 車内は静かで清潔、冷房も快適。
- 日本のようなマナーの良さがあり、静かに乗車しています。
- 飲食は禁止。

日本人は見慣れているこのパネル。
こちらを見ていれば、降り間違えることはありません。
絶景ポイントと途中駅の魅力
始発から3駅目で地下から地上に出ます。
高架に替わると、ホーチミン市の景色が一瞬で広がります。

- ベンタイン駅周辺:市場、バインミー・フォーなど名物グルメスポットも!
- バンタイン駅近く:公園内の池沿いレストランが風情あり
- タオディエン駅付近:サイゴン川と高層ビル群のパノラマ

サイゴン川を渡ると2区です。
素晴らしい景色を見ていると、あっという間に目的地です。

サイゴン川の向こう岸はタオディオンの街。

今回はタオディエン駅で下車しましたので、この先のご紹介はできませんが、
電機メーカーの会社が集まる「ハイテク駅」や、テーマパーク「スオイティエン」に行くことが出来ます。

スオイティエンへは、その1つ手前「国家大学駅」で降りると便利との情報もあり!
下車はQRコードで
降りる時は自動改札で、行きに使ったQRコードの切符をピッとするだけです。
無くさないようにお持ちください。
メトロの今後とホーチミンの未来
2024年に1号線が開業したホーチミンのメトロ計画。今後も複数の新路線が予定されています。
- 2030年予定:バクエオ線(クチトンネル〜トゥーティエム)
- その後予定:タンキエン線・空港アクセス線 など
交通の便がさらに向上し、街の成長が加速する未来が見えてきます!
まとめと感想
メトロに乗って感じたのは、「観光と日常が溶け合う新しいホーチミンの魅力」。
日本の技術が支えるこの新しい交通インフラは、旅の快適さだけでなく、ホーチミンの未来を映す窓のようでした。
まだ発展途上とはいえ、もう一度乗りたくなる体験。次回訪れる際も、きっとこの鉄道を使うことでしょう。
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