ティピカルジャパンは、ベトナム現地のムーンファクトリーベトナム(MFV)と業務提携しています。
今回はMVFのアン社長にホーチミンの今「街の発展について」聞いてみました。
アン社長について
アン社長は現在38歳。奥さまと息子さんの3人暮らしです。
日本に留学し、国立大学を卒業後、日本のIT企業に勤務し、約10年間日本で生活をされていました。
その後、ベトナムへ帰国し、ムーンファクトリーベトナムの社長に就任。
現在は社員約20名を率い、流暢な日本語を生かして、日本向けのシステム開発・スマホアプリ開発を手がけています。
日本語能力検定試験1級を取得されており、その語彙の豊かさや表現力には「私たち日本人より日本語に詳しいのでは?」と思うほどです。
質問1💠どこの国からの観光客が多いですか?
答え 🔵 韓国、中国、日本です。

最近、ベトナムにはいろいろな国から観光客が来ていますが、特に「韓国・中国・日本」からの観光客が多いと感じます。
- まず、韓国人観光客がとても多いです。ダナンやニャチャンなどのビーチリゾートは韓国人に人気で、街では韓国語の看板やレストランもよく見かけます。
- 次に、中国人観光客も多いです。地理的に近いことや、物価が安いことから、多くの中国人がホーチミンやハノイを訪れます。
- 日本人観光客も多く、特に文化や歴史に興味を持つ人がハノイやホイアンなどを訪れています。日本とベトナムの関係が良いため、ビジネス目的の訪問者も増えています。
また、最近は欧米の観光客も増えており、バックパッカーとしてベトナムを旅行する人が多いです。

確かに、近年は観光地に「韓国料理」や「韓国語の看板」が増えましたね。
カフェも韓国風のデザインが多くなってきて、街の雰囲気も少しずつ変わっていると感じます。
それに、日本料理のお店も増えた気がします。
観光客を迎える体制がどんどん整っているんですね。
ブイビエン通りが栄えたのも欧米人バックパッカーが増えたからなのですね。
質問2💠 経済状況や街の発展についてどのように感じていますか
答え 🔵 外国企業や投資が集まり、新しいビルやショッピングモールが次々に建てられている。

ホーチミン市はベトナムの経済の中心であり、とても発展している街だと感じています。
まず、ホーチミン市には多くの外国企業や投資が集まっていて、新しいビルやショッピングモールが次々に建てられています。経済活動がとても活発で、若者の働くチャンスも多いです。そのため、ベトナムの中でも生活水準が高い地域だと思います。
また、街のインフラもどんどん整備されていて、地下鉄の建設や道路の拡張など、交通も少しずつ便利になっています。ただし、交通渋滞や空気の汚れなど、まだ課題もあります。
それでも、ホーチミン市の人々は明るくてエネルギーがあり、新しいことに挑戦する意欲が強いです。カフェやスタートアップ企業も増えていて、「若くてダイナミックな街」という印象があります。

私も目覚ましい発展を実感しています。
1区からスイティエン公園(テーマパーク)までメトロが開通したのは、本当に画期的でした。
さらに、1区では二階建て観光バスが走り、隣町のビンタン地区にはベトナムで最も高いビル「ランドマーク81」が建設され、街の景観が一変しました。
こうした都市開発が進むことで、自然とカフェやスタートアップ企業も増え、街全体に活気が生まれているのですね。
ホーチミンにはショッピングセンターがたくさんある


ショッピングモールは、アン社長も週末に家族で行くことが多いそうです。
イオンモール、ビンコムセンター、ロッテマートなどが市内にどんどん建設されています。
中には、各国のレストラン、ブランド服があり、日本のでデパートと似ています。大きい施設では、子供の遊び場や映画館などが併設されています。
私も滞在中には1区のビンコムセンターに何度も立ち寄ります。

質問3💠地価や不動産の動向を教えてください

答え 🔵 1区は地価が高騰中です!

ホーチミン市の地価や不動産の価格がとても高くなっていると感じています。
数年前と比べると、マンションや土地の値段が大きく上がっており、特に中心部では一般の人が買うのが難しいほどです。
その理由として、ホーチミン市はベトナムの経済中心であり、外国からの投資が多いことが挙げられます。
外国企業が増えることでオフィス需要も高まり、住宅価格も上昇しています。
また、若い世代の都市部への移住も増えており、住まいの需要が急速に高まっています。
しかし、物価や住宅価格の上昇に対して、給料がそれほど上がっていないため、多くの若者にとって家を買うのは難しい現実です。
一方で、郊外ではまだ手頃な土地や住宅もあり、最近では周辺地域の開発が進んでいると感じます。将来的には、交通インフラの整備とともに、こうした地域もますます発展していくと思います。

私もホーチミンの地価上昇には驚きました。
サイゴン川沿いの洗練された住宅街を通ったとき、「どのくらいするのですか?」と伺ったところ、アン社長が「○○億円以上ですよ」と教えてくれたのが印象的でした。
1区の川沿い、そしてその対岸の新開発エリアなどは、まさに“別世界”といえるほど地価が高騰しているようです。
物価上昇と賃金のバランスに悩む点は、日本とも共通しているようですね。
質問4💠今後数年で街の風景や開発はどう変わると思うか
答え 🔵ホーチミン市は今後数年でさらに近代的で便利な街に変わると思います。

まず、現在進められている地下鉄の開通や道路の拡張などのインフラ整備が完成すれば、交通がもっと便利になり、渋滞も少しずつ改善されると期待しています。交通の発展によって、中心部だけでなく郊外の地域も発展していくでしょう。
また、新しいオフィスビルやショッピングモール、マンションなどが次々に建設されており、街の景色がどんどん変わっていくと感じます。特に、若者向けのカフェやスタートアップ企業が増えていて、街全体が活気にあふれています。
一方で、開発が進むにつれて緑の少なさや生活費の上昇といった問題も出てくると思います。そのため、経済の発展とともに、環境や生活の質を守ることも大切だと感じます。

行くたびに街並みが変わっていて、訪れるたびに新しい発見があります。
「次はどんなふうに変わっているかな?」と、毎回楽しみにホーチミンを訪れています。
ただ、私は近代的なビルが増えることだけが“発展”だとは思いません。
古き良きフランス建築や、街の壁画、商人たちの営み――
そうしたホーチミンらしい文化や情緒を残しながら、
さらに魅力ある観光都市へと成長していってほしいと感じています。
次回「第2弾」では、ホーチミンの日常の魅力やおすすめスポットについて、
アン社長にさらに詳しくお聞きしていきます。
現地の方ならではの視点を、どうぞお楽しみに。
ベトナムでプログラミングやエンジニアリングを依頼される際は、ぜひムーンファクトリーベトナム(MFV)をご検討ください。
ご希望であれば、私どもティピカルジャパンが仲介することも可能です。お気軽にご連絡ください。
ムーンファクトリーベトナムは、
若いエンジニアが集まったホーチミンのIT集団です。
設立以来、日本国内のお客様をメインとし、製品開発、会員ポータルサイト、ロジスティックシステム、ヘルスケア、エデュケーションなどの様々なソフトウエアの開発に携わっています。




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