ファムグーラオ通りで見つけた一軒の店
ホーチミン1区で見つけた「Rice Old Propaganda Posters」。
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ベトナム戦争時代に宣伝絵師が描いた「プロパガンダ ポスター」の、リメイクアート店です。
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入り口からたくさんのポスターが貼られています。
ベトナムの「プロパガンダポスター」とは
ベトナム戦争中に、国家の意思を国民に伝えるための「宣伝広告」として誕生したものです。
街中に貼り出されたポスターは、団結や戦意を高めるための極めて重要なメディアでした。
戦後の復興期まで、「みんなで国を守ろう」「団結して働こう」と呼びかけるポスターが作られました。
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また、農家には「豚をたくさん育てて、みんなで豊かになろう!」というメッセージなど、動物の絵をポスターにして、字が読めない人にも伝わるように表現しました。
アートを通じて読み解く「ベトナムの精神」

日本とベトナムの感性の違い
なぜこれらのポスターが現在、アートとして評価されているのか。そこには日本とベトナムの決定的な感性の違いがありました。
私は最初、戦争という「ネガティブ」なものをアートにしているのは何故だろう、と思いました。日本では戦時中のグッズなどは流行らないだろうと思ったからです。
ですがベトナムでは違いました。戦争のイメージが「勝利」や「独立」など「ポジティブ」で力強いものなのだそうです。
日本の「プロパガンダ」と比べて
『欲しがりません勝つまでは』や『産めや増やせや』といった言葉が、日本の戦時スローガンでした。

そう思うと、ベトナムのそれは、強制や忍耐の象徴ではないのが伝わります。
『豊かに暮らし、国を再建しよう』という、ポジティブでたくましいエネルギーが伝わってきます。
悲壮感がないのは、『明るい未来への願い』が込めてあるからですね。ベトナム人にとって、これらの絵は「苦しい時代をみんなで乗り越えて、今の自由を勝ち取った」という「成功体験の象徴」なのです。
若者の認識
若者にとっては、このようなポスターは学校や施設などで見慣れた絵柄だそうです。「昔のレトロなもの」と認識されているようです。
日本で、外国人が「漢字Tシャツ」と好むのに似ている思いました。
Rice Old Propaganda Posters」が放つ唯一無二の魅力
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「ライス・ペーパー」という質感
店名の通り、ベトナム伝統の手漉き紙を使用。
少しザラりとした粗い質感が指先に伝わります。赤や黄色をほどよく吸収し、深みのあるアンティークな表情に変えてくれています。
デザインが多様
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「兵士」のイメージが強いが、「豚」「牛」、平和の「鳩」の可愛い絵柄もたくさんあります。
作品の種類が豊富です。
またサイズもB6サイズくらいから大きなものまでありました。
宣伝ポスターなだけあり、どれも強いイメージが伝わります。哀愁すら感じるアート作品ばかりです。
旅の収穫:歴史のたくましさをお土産に
戦時中の真面目なメッセージが、時を経てこんなに素敵なアートに生まれ変わるロマンを感じました。
これはかさばらず持ち帰りやすいのでお土産にも最適です。
B6サイズで1枚450円くらいでした。
かつては国家の道具だったものが、時を経て私たちの日常を彩るアートになった。そこには、「歴史のたくましさ」を感じずにはいられません。
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店舗詳細
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- 店名:Rice Old Propaganda Posters
- 住所:159 Phạm Ngũ Lão, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh 700000
- 営業時間:9時00分~18時00分



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